生兵法は大怪我のもとだから専門家に問うていこう!

裁判費用をカンパしてくださった支援者の皆さんの中で連絡が取れる方に個別に収支報告をさせていただいたのですが、その内容についてご理解いただく返信が届き、安堵しております。

返信いただいたなかで訴訟に詳しい方のご意見があり、今回の事案についての私の拙い説明もすんなり理解していただけてホッと胸を撫で下ろしました。


法律にまったく無知であり無頓着である私も判決文をざっくり読んですぐに思ったことは「なんでぇ、俺のボロ負けじゃねぇかよ」というような有り様でした。

極めて冷静な妻はその判決内容について調べたり相談したりして理解し、それを私に解説し、そこでやっとマヌケな私は判決内容を把握した次第であり、法律に詳しくない素人目に見たら、当初の私と同じ感想を持つのは当然っちゃ当然なのでしょう。

私は「餅は餅屋だべや」と担当弁護士にすべて丸投げするなか、妻は自ら資料を纏め、それを担当弁護士へ送り、更にはセカンドオピニオンというほどのものではありませんが、自腹で他の弁護士からの意見を参考にし、微に入り細に入り一つ一つ丁寧に調べてきました。

専門家ではない人間がその分野について考える時、その分野に関わりがある人からの意見や文献などしっかり見聞きし、読み込んだ上で自らのなかに落とし込むことが大切です。

それをしないで己の無知を開き直り、「専門家を問いただす」などと言うようになったらオシマイです。


今回の件について幾つかコメントが届いているので紹介します。


《裁判結果の要約、ありがとうございます。

原告から賠償金をどのくらいの金額を請求されたのかわからなかったのですが、合計130万円でしたか。130万円のうち約40%の賠償金だと半分にも満たないので原告は全面勝訴ではなく一部勝訴なんでしょうね。素人の私から見た感想です。

それと被告の反訴(プライバシー侵害に関する主張)では原告は一部敗訴。

やっぱり原告、被告とも両者、全面勝訴、全面敗訴ではなく一部勝訴、一部敗訴ということでしょう。

個人的には原告が裁判ではなく、内容証明郵便での注意をしてブログの記事を削除して被告がすみませんでしたと謝って終わりですまなかったのでしょうかね。でも、それで終わらないから舌禍なのかもしれません。他人事じゃないです。》(初めましてさん)

https://washiblogact3.seesaa.net/article/514723729.html


《「やったぜ!勝訴!!」って勝ち名乗りをあげる某彼さんも、そうとう子供じみてますね。「勝った」「負けた」なんて、しょせん個人の感想レベルの話ですからwww

今回の件で圧倒的にかかった費用って、どこからどう見たって賠償金や裁判費用よりも、弁護士費用ですから。良心的で経験のある弁護士なら、お金積んで手打ちにして、訴訟に持ち込ませないんですけどね。

原告が名誉棄損の賠償金を請求したけど、全額は認められなかった。一方、被告はその請求を拒否したけど、いくらかを支払わなければいけなくなった。被告がプライバシーに関する賠償金を請求したけど、全額は認められなかった。一方、原告はその請求を拒否したけど、いくらかを支払わなければいけなくなった。って、要は、この件、金銭賠償の原則に従い、どちらが何の件で、どれだけの賠償金を支払うかだけの話なんです。「勝訴敗訴」なんてドラマの見過ぎで、「俺の勝ちー!!」は子どものケンカですwww》(いたわりロボットくん)

https://washiblogact3.seesaa.net/article/514723729.html


《鷲尾さんのブログ内容を言論で否定する場合、

1.事実が鷲尾さんの誤認であること 

2.事実を前提とした上で鷲尾さんの評価判断が見当違いであること

このいづれかを切り口として始まると思います。

鷲尾さんを攻撃したい人たちは、前記1.を指摘も証明もできません。鷲尾さんが事実しか書いていないからです。そのくせ、鷲尾さんが提示した事実を認めることを拒否するのですから、前記2.の前提が成立せず、否定反論等は実行不能になります。

それらの人達に出来ることは、削除要請、いやがらせ投稿、お仲間内での勝手な勝利宣言、いつものスルーということになります。

おそらく今回初めて、前記2.を可能とする鷲尾さん自身に関する事実をゲットしてしまったわけです。

鷲尾さんは、公表できる範囲での事実開示と判決内容についての当事者としての考察内容をすでに情報公開されています。今回の民事訴訟について、これ以上の情報公開は必要ないと思います。》(すろんさん)

https://washiblogact3.seesaa.net/article/514723729.html


この件に関して私達はとにかくなるべく早く終わらせることを考えてきました。

だから最初の段階で相手方の要望に応じましたし、弁護士に依頼したあとも「こんなくだらないことで人生の貴重な時間を費やしたくはない」ということで、それは担当弁護士も同意していました。

しかしこちらがそのように思っていても相手のあることなのでそうはいきません。

こちらが弁護士に一任し、とりあえず互いの弁護士同士で調整を始めるというのが通例であるところ、こちらの担当弁護士からの呼びかけに応えることなく、いきなり自宅に訴状が届いた時には驚きました。

通例はあくまで通例であり、それに則る必要はないのですからそれはそれでありなんだなと感心しました。

裁判所からの和解の提案に関しても私は応じる構えでしたが、どうしても判決まで持ち込みたいとの要求があり、更に裁判は長引くことになりました。

私はやはり妻の体調のこともあり、早くこのくびきから解放されたかったので、どんな結果でも良いからとにかく早く終わらせて欲しいとお願いしていました。

結局2年以上かかったのですが、それでもまだ早い方であるとも聞きます。

たとえ弁護士に一任していても、裁判がまだ続いていると思うと気が滅入りますし、それほど貯蓄もない私にとって裁判費用がどれだけ嵩んでゆくのか、それだけでも不安がつきまといます。

いっそのこと、これまでの告発ブログをすべて削除して、以降一切口を閉ざし、何も発信せずにいこうかと何度も思いました。

たとえ「男にうまれた意味がねぇ」となじられようとも、力に屈して沈黙した方が楽になると思いましたが、これだけ面倒な目に遭ったのに沈黙まで強いられるのはちょっとどうなのか。


そんな迷いのなか、イボナメクジ研究所の動画が遂に30万回再生目前まできました。

https://youtu.be/Uagkx-N8tNc?si=5zGK8rcoS55cNPH0


このチャンネルについて早急に削除すべきとの意見もありましたが、動画作りの楽しさを覚えた妻からそれを奪うのはあまりに酷なことです。

妻は私なんかよりずっと好奇心が旺盛であらゆるジャンルに興味を持ち、とことんまで調べ尽くす凝り性でもあり、そしてかなり積極的に行動に出るヤベエ奴でもあります。

その妻が楽しんで作っている動画制作をやめろなんて私の口からは言えません。

妻からは早く動画の脚本を書けと催促されている真っ最中に「もうやめた方がいいよ…」などと私が言ったとしたら、妻から「お前はチキンなのか? 紛う方なき臆病なチキン野郎なのか?」と説教をくらうこと間違いなしでしょう。


そんなわけで、イボナメクジ研究所チャンネルやめへんでー‼︎

というか、チャンネル名なんとかならんか。

自分でつけておきながらかなり後悔しています…

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