「存在の抹消(キャンセル)」などと言うアホ
ある意見を批判したり否定したりすることを指して「存在の抹消(キャンセル)」などと言うアホとは議論は成立しません。
議論をするなかで、批判や否定をするのは当たり前であり、それをされたら「私の存在を抹消するのか」などと被害者ヅラをして糾弾して来るような馬鹿とは話し合うだけ無駄でしょう。
そんな馬鹿に限って、自分のことをお利口さんだと勘違いして、まるでオウムか九官鳥のようにひたすらに繰り言で堂々巡りをするのはゴー宣読者によく見られる傾向です。
それを「アナモチイズム」と名付けた人がいたとかいないとか。
ともあれ、ひたすら同じ内容を繰り返し披露して恥じない相手に対しても驚くほどに誠実な返信をするshinkimuさんのコメントを紹介したいと思います。
《骨を残すさん
小林よしのりさんが週刊SPAに描かれたものを元に、安倍晋三元首相の国会での発言を根拠に「皇族になりうる「旧宮家」系の男子など一人もいない」と断言していたので、いやいやそれは早計ではないですかと申し上げたのです。

愛子様と旧宮家御子息との無責任な実名報道もそうですが、このようなジャーナリズムの勇み足、暴走はかねてより目に余るものがあり、そのせいでまとまるものもまとまらなくなることを安倍元首相は恐れていたんじゃないですか、というのが私の推論です。
民主主義の根幹である、議論について私はまったく否定はしておらず前回の投稿でも心をつくして考えを述べさせていただきました。「女系派は黙ってろ」などとは考えておりませんよ。
ただし議論は建設的なものであるべきかと思います。
骨を残すさんとの議論は以前もそうでしたが、こういうふうに話が全く噛み合わず同じ話の堂々巡りになるんですね。
それは何故かというと、失礼な言い方かもしれませんが、骨を残すさんにとって、あくまでも大事なのは自分のエゴとプライド。何があっても相手を「論破」し、潰すための言葉の玩びでしかないと感じるからです。
これは小林と高森をはじめとするゴー宣DOJOにおける言論もすべてそうです。
>男系限定と双系のどちらの方が皇統が安定するのかという話です。明治から制定された男系男子限定、さらには側室の廃止を受け、皇位継承資格を持つ次世代は悠仁さまだけという、2000年に及ぶ皇統の歴史において敗戦後に続いて危ういと言っても過言ではないのが今です。
このような話も同じ繰り返しかと思います。
そもそも議論のベースになる「双系」という言葉の定義も共有されておりません。愛子内親王が民間人とご結婚された場合、お生まれになるお子様は「双系」ではありません。双系という言葉は父方を辿っても母方を辿っても初代神武天皇につながる血筋のことを言います。愛子様と民間男性との間にお子様が生まれた場合、あえて言うならばそれは「非系」ということになります。初代神武天皇からつながる一本の線が途切れるのです。
八方十代の女性天皇がすべて生涯独身、もしくは未亡人であったのはこれが理由です。
皇統は一度断絶したら二度と繋がりません。取り返しがつかないのです。
安定も何もありません。
「明治から制定された」という話も何度も繰り返されていますが、それは明治に初めて旧皇室典範の成文法として制定されたということであって、神武天皇から始まって126代の現在の天皇に至るまで、天皇は全て男系の一本の線で繋がっております。
鷲ヲさんがあげてくださっている天皇家の系図をご覧になってくださいということです。
もちろん歴史学的、考古学的に見ればさまざまなご意見はあると思います。しかし確かなことは、何度も申し上げている通り、これがオフィシャルな日本の伝統であり、その物語を我々日本人は全国民で共有しているということです。
今上天皇を「あれは天皇ではない」という人は一人もいません。それは何故か?ということなのです。ここが重要なところなのです。
旧宮家復帰と言ってもいくつかのパターンがあります。それは私がここで述べるまでもなく様々な話が飛び交っています。
しかし、それを言うのは時期尚早だというのが繰り返しになりますが私の意見なのです。そしてそれが現状オフィシャルな政府見解でもあります。
冒頭に申し上げたとおり、皇統を守るためには何よりも静かな環境が必要かと思います。時の流れの中で全ては変遷していきます。それは女系派の方々がおっしゃるようなネガティブな変化だけではないと思います。
もし本当に皇室を敬愛するお気持ちがあるのなら、仮に言論を行うにしてもその弁えが必要だということです。自らの欲得、エゴのために口汚く国民の分断を図る連中にそれがあるとはとても言えません。》(shinkimuさん)
https://washiblogact3.seesaa.net/article/505073554.html
私はshinkimuさんとは皇室観や皇統問題について意見を異にしていますが、shinkimuさんの誠実さには頭が下がる思いでありますし、その意見も傾聴するに値するものであると思っています。
それは主張に一本筋が通っており、そこが揺るがないので、賛成するにしろ反対するにしろ、そこを議題にして話し合うことが出来る。つまりは議論が成立する相手であるわけです。
一方、小林よしりんや高森とかいう奴は皇統問題に関して、ある時は「近代社会は古い日本の男尊女卑はダメだから女性の地位向上の為に女系天皇を」と言ったと思えば、「天照まで遡れば太古から日本は女性上位であり、女系天皇こそ伝統」などと平然と正反対の妄言を吐き、最近は唐突に「門地による差別」という覚えたてのフレーズを連呼する始末。
そんな右往左往した足場ぐらぐらの筋が通らぬ珍説を振り回す連中と議論が成立するわけがありません。
護憲論者じゃあるまいし、憲法を振りかざして、「違憲違憲」などと喚く姿のどこが保守派やねんてなもんです。
「皇統を維持する為なら改憲すりゃいいじゃん」て返されたらぐうの音も出ないんじゃねぇの?
高森が記事の中で名前を挙げていた宍戸常寿のインタビューまでわざわざ読んでみたけど、皇統を憲法論議の枠の中に当てはめたら、結局は皇室解体にしか行きつかない気がするのですが、小林や高森はそこを目指しているのでしょうか?
あっ、察し!
「天皇制存続に向け多様な議論を」宍戸常寿

この記事へのコメント
万世一系に男系も女系もない。
父親が伝えても、母親が伝えても、
皇統に変わりはない。
象徴天皇の現出によって、
天皇の概念と在り方が一新された。
象徴天皇の始祖は昭和天皇であり、
血筋の由来が父方親王でも母方内親王でも、
昭和天皇につながる血統を保持する者を
男女を問わず皇位継承権者とする。
これは、天皇家の血族に限り有効とし、
姻族は含めない。
関係する法改正を速やかに実施することで、
象徴天皇の時代に相応しい皇室皇族像を具現化する。
このあたりが、皇位継承の落としどころではないでしょうか。
実施時期、内親王の配偶者の身分、降嫁内親王の皇族復帰、皇族の養子認可、等々、保留事項は一杯です。
この質問、私は「???」と考え込んでしまったのですが。
おそらく骨を残すさんは「血統」と「血縁」を混同してしまっているのかな?
と思いました。
例えば、元明天皇と元正天皇は、「血縁」としては当然繋がっていますが、「血統」とはまた違う概念なのです。
本人が男性であるか女性であるかに関係なく、皇室における「血筋・血統」とは、自分の父親、その父親、そのまた父親と先祖を遡っていく父系のことです。
>火は全く消えていませんよね?という意味です。
もちろん火は全く消えてませんよ。
「皇族数確保」が国家にとって喫緊の重要課題であることは当たり前です。
有識者会議も含め国会でさまざまな議論を行うことは当然ですが、旧宮家の方々に政府が皇籍復帰を正式に要請したという報道はないですよね。
私が申し上げたのは、安倍元首相が2019年の国会答弁の中で「GHQの決定を覆すことは全く考えてない」と答えたことに対して、それを字義通り受け取り、「皇族になりうる「旧宮家」系の男子などいない、一人もいない!」と小林氏が断言したことに関して、「安倍元首相の国会答弁は一種の方便であり、それをそのまま受け取るのは違うのではないか」と申し上げただけです。
ご案内いただいた日経の記事にもありましたが、「悠仁様までの、皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない」ということが現在の基本方針であり、私の「今は静観のタイミング」という発言はそれを踏まえてのものです。
骨を残すさんにお聞きしたいのですが、「私が誤りを認められない」というのは何のことですか。
もうひとつ。
この話はそんなに重要ですか。
2番目の話はより重要ですね。
私の立場は「女系」という言葉自体が意味不明だというものです。
皇統は代々、例外なく「父から息子」に連綿と繋がれてきたものですが、母から娘で繋がれた「女系」というものは史上どこにも存在しないのです。
「男系だけでなく女系も血統としての意味を持つ」というのはどういう意味でしょうか。
元明天皇から元正天皇を女系継承というのも意味が分かりません。
元明天皇は天智天皇の皇女、元正天皇は草壁皇子(天武天皇の皇子)の娘です。
皇位はたしかに母から娘に受け継がれていますが、血筋で見ればまぎれもない男系継承に他ならず「一本の線で繋がる」のです。
どなたかもおっしゃっていましたが、こんな話は10年も前にとっくに終わっています。
小林さんはともかく学者である高森さんがいまだにこんな説を強弁し続けていることが信じられません。
解釈の問題ではありません。嘘であり詭弁、誤魔化しなのです。
プロパガンダとしても低劣に過ぎると思います。
鷲ヲさんが自分は皇統には興味がないが、筋道の通った理性法則、すなわち「ロゴス」を疎かにする奴は軽蔑する、とおっしゃったとき、私は我が意を得たりと思いました。
自らの政治的野心のため、利用するものは全て利用し、ひたすらにプロパガンダを続ける小林と高森は、とうに終わっている話を、しかも、聞く人が聞けば失笑するしかない話をいまだに強弁し続けています。
嘘も100回言えば本当になるとでも思っているのでしょうか。
骨を残すさんも、またこのあと執拗に反論されるのでしょうが、真実に関しては謙虚になるべきだと思いますよ。
小林さん、高森さんと違って、この話に自分の職業人としての人生がかかっているというわけでもないでしょう。
私は常に謙虚でありたいと思っています。
shinkimu氏のいうところの「非系」というのは愛子さま(仮に天皇になったとする)の子(Aとする)の母方を辿ると、母親の愛子さまは天皇であるが、その母親の雅子さまは天皇ではなく、さらにその母親となると民間人であるので正確には「女系」ではない。Aの父親は民間人なので、むろん「男系」ではない。そういうことだと思う。
なお、悠仁さまの子(Bとする)は父方を辿るとずっと天皇なので「男系」。
定義が共有されてないのに、双系ではありませんと断言するその心は。私というか、高森の言う双系とは「男系だけでなく女系も血統としての意味を持つ」という意味ですね。男系男子と民間女性との間に子供が生まれても「非系」「一本の線が途切れる」などと言いませんよね。それは何故です?そもそも皇位の根源は女性神である天照大神だというのに。その物語を我々日本人は全国民で共有していませんか?まあ、してませんよね。どんな物語でも全国民では。ちなみに高森と小林は過去に女系天皇は居たとする立場をとっていますね。
日本本来の皇位継承は男系も女系も容認の「双系」:動き出した女性天皇論議 https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00954/
>小林よしのりさんが週刊SPAに描かれたものを元に、安倍晋三元首相の国会での発言を根拠に「皇族になりうる「旧宮家」系の男子など一人もいない」と断言していたので、いやいやそれは早計ではないですかと申し上げたのです。
>そのせいでまとまるものもまとまらなくなることを安倍元首相は恐れていたんじゃないですか、というのが私の推論です。
私の「火消しって一体なんの話をしてるんですか?」は、安倍首相が国会で旧皇族の復帰案を否定した2年後に、政府の有識者会議が岸田首相に報告書を出して大々的なニュースとなった。火は全く消えていませんよね?という意味です。前回のコメントで
>有識者会議の旧皇族復帰案というのは、文字通りの「案」ですし
とも語られてますが、その後その案をベースに調整が進んでいることも普通にニュースになっています。日本政府は打ち手を隠している(安倍首相が火消しした)今は静観すべき時だというshinkimuさんの主張は間違いだと私は言ってるんです。そんなに難しいですか?議論が噛み合わないのではなく、鷲ヲさん同様にshinkimuさんも自分の誤りを認められないだけではないですか?
皇族確保策で中間報告 女性皇族の身分保持「共通認識」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA269H00W4A920C2000000/
衆院の額賀福志郎、参院の尾辻秀久両議長は26日、岸田文雄首相と国会内で面会し、皇族数確保策に関する各党派協議の状況を中間報告した。首相は「国家の基本に関わる先送りできない重要課題だ。立法府の総意を早期に取りまとめる議論をさらに進めてほしい」と求めた。
私は「表向きは小林の意見が間違っているから批判しているだけだとか言いながら、その実、小林にデマ中傷を食らった恨みから小林を徹底的に否定し、その存在を抹消すべく動いているのが鷲ヲさんだ」と言ってるんです。
そして私は鷲ヲさんをそういう人間だと定義しているだけで、被害者ヅラして糾弾してはいません。議論から逃げる言い訳としては完全に破綻してます。
具体的に誤りを指摘できないなら正しいと認めればいいじゃないですか。と思うのですが、それは私が真理なり公論を求めているからで、鷲ヲさんのように小林陣営の正しさを1ミリたりとも認められない立場では難しいんでしょうね。お察しします。