9月15日日曜日に「愛子天皇論2」を発売するも書店に並ばず
私は無趣味な人間でありますので、休日にすることといえば、高校生の頃から映画観賞と本屋巡りであります。
この連休も東京多摩エリアから埼玉南東部及び南西部、北中部にある本屋を巡りましたが、小林よしのり著「愛子天皇論2」を入荷している店舗はありませんでした。
それもその筈、書店では日曜祝祭日に入荷することはまずありません。
それなのに、土曜から敬老の日である月曜の三連休のど真ん中である15日日曜を「愛子天皇論2」の発売日に設定したのはまず間違いなく、前回ブログで私が指摘したことが理由で正解でしょう。
ともあれ、「愛子天皇論2」発売を記念して、その内容にまったく興味がない私がわざわざ小林の主張への疑問点を挙げておきましょう。
まずは激烈なるインセル気質であり、男尊女卑思考が脳の髄まで染み込んでいることをまったく否定していない小林よしりん先生が、どうして「女性の地位向上のため」などという心にもない上辺だけの綺麗事を陳列し、敬宮内親王の皇統順位を一位にすべきなどと述べていやがるのでしょうか?
つか、令和の次の代が女性天皇になったからといって、どこの馬鹿が「女性の地位が向上した!」などというメルヘン発言をするというのでしょうか?
確かに一部のリベラル人士や自称フェミニストが、「男女平等の観点から女性天皇ひいては女系天皇を認めるべき」などというマヌケ極まる珍言を発しているのは知ってはいますが、そんな連中は普段の自分たちの主張との矛盾も気付かぬチンパンジーレベルの馬鹿野郎どもに過ぎず、その意見に耳を貸す必要は絶無です。
何故ならば、リベラルを主張するならば、そもそも天皇制は急進的にであれ漸進的にであれ廃止すべきものであるとの立場を取らねばならないし、フェミニストならば、皇室に産まれたというだけでイエ制度に縛りつける皇女を解放することを主張するのが本筋であり、女性天皇などモッテノホカでしょう。
小林よしりんはいわゆるリベラルな人たち、戦後民主主義にズブズブの一般大衆の声を背景にして、「世論調査では女性天皇容認だ。ゆえに次代は愛子さましか勝たん」と吠えているわけです。
そのくせ、戦後民主主義を批判しているのですから滑稽至極です。
インパクトと強化の過程で思い込まれた言葉は治癒できない? | ゴー宣DOJO https://www.gosen-dojo.com/blog/49664/
《「民主主義」という言葉も、素晴らしき制度なりと、教科書で習った「インパクト」を、マスコミが「強化」し続けて、疑うことができなくなっている。》
《わしに言わせれば、「日本の戦後民主主義を、民主主義と思い込む学歴秀才につける薬などない」ということになる。》
この小林の言に従えば、「日本の戦後民主主義に浸かり切って惰眠を貪る大衆の多数決など信用するに値せず。真の保守は歴史を重んじ死者の民主主義を採用し、これまでの伝統を踏襲する。ゆえに男女平等やら女性の地位向上などちゃんちゃら可笑しいし、そんな近代的価値観の為に伝統を曲げるわけにはいかない。ゆえに今上のあとはアッキーであり、その次はユージンで決まりやんけ。愛子なんざぁ東京ドームシティでトリプルデートしたとかいう山崎賢人似の馬の骨のところにでもさっさと嫁げや」という考え方に至らねばならないのではないでしょうか?
一応断っておきますが、この上の主張は私のものではなく、本来小林が主張しなければならないものを纏めただけであります。
本当に心底不思議なのですが、小林はどうして自分の脳髄に染み込んでいる本来の考え方を覆い隠してまで、「敬宮内親王を皇太子に」などという政治的メッセージを発信し続けているのでしょうか?
もしかして、保守論壇から仲間外れにされた腹いせとか?
安倍晋三に冷たくされたことへの逆恨み?
もし、それが理由なら、ちっさ!
人間としてちっさ過ぎ!

この記事へのコメント
そこで本日隣県の大型書店まで足を伸ばしましたがやはり愛子天皇論は置いてませんでした。こちらも1巻は平積みにしていた書店です。
しつこくもう1箇所見ましたが、愛子天皇論2は置いてませんでした。
昨日の時点で9/18発売日ですし、一部地域でも今日には店頭に並ぶはずですが…
昔、どうしても解けなかった因数分解が、ふとしたきっかけでスルスルと解答できた時の、あの解放感に近いものを感じます。
あのマンガ作家が今まで提起してきた吠え事についての、鷲ヲさんの解析をぜひ公開してください。法律上の悪意による騙し誤魔化しに対するワクチンになることでしょう。
マンガ家先生よ、
おめーさんのやることなすこと、
するっとまるっと お見通しぶぁい。
小林よしのりが愛子天皇論を言い出したのは、保守論壇から仲間外れにされた腹いせに近い気がします。
小林が当初男系継承論を述べていた事はご存じだと思いますが、「天皇論」を単行本化する時、最終話に連載時には書いていなかった「天照大神が女性神だから皇統は女系と考えることもできる」と書いてしまった事により保守界隈から袋叩きにあったそうです。
で、これは想像ですが、小林は謝罪も反省も出来ない性格なので、捻くれて女系天皇容認の高森と組んで女系天皇論を述べ出したのが「天皇論追撃篇」だと考えます。ただ、あまりにも小林が述べる女系天皇論が薄っぺらいので、新田均教授始め保守界隈から完全に論破されました。
本来ならそこで方向転換でもするのでしょうが、あの性格なので後に引けず、論破された内容を延々繰り返し述べた結果、落ちぶれていって現在に至るのでは…と思っています。
「天皇論」で保守界隈から叩かれた時に反省し、当初の男系継承論をそのまま述べるか、皇位継承問題から手を引けばここまで落ちぶれる事は無かったでしょうね。