よしりん漫画ブックと小林よしのりライジング
一身上の都合により愚行録ブログを続けざるを得ない状況にある我が身を呪いつつ、もはや何の興味も関心もないイボナメクジ先生周辺の駄文を流し読みしました。
かなりきつい作業ですが、愚行録ブログを継続する以上は記事を更新するのがスジであり、サイトを放置するような無責任な態度は閲覧者に失礼ですので頑張ります。
小泉進次郎、待望論 | ゴー宣DOJO https://www.gosen-dojo.com/blog/49046/
《若手なら、小泉進次郎がいい。なにしろ皇室典範を改正しようとした小泉純一郎が父親だから。》
《愛子皇太子が実現すれば、小泉首相の多少の独裁は聞いてやろうじゃないか。》
小林よしのりさんの政治観とか社会経済についての知識って最初期のゴーマニズム宣言を読めばはっきりと分かるので、お手元にある方は是非再読してみて下さい。
最初期のゴー宣はあくまでさほど知識や教養がない立場から思い切って暴論を吐いてみせることで、停滞している事象に波風を立てて新たな動きを生み出すキッカケになるかもねってな感じで読者を期待させていたし、読者もその暴言をそのまま受け入れて信じるのではなく、その暴論を受けて自ら考えてゆくという読み方をしていた筈です。
ゴー宣で取り扱うネタにしろ資料にしろ、当初はSPA!編集部が担っていたようですが、世間から注目を集め、リベラル系の社会学者などが過剰に持ち上げるようになった辺りから、錯誤し始めたわけです。
別に社会派になるのが悪いわけではありませんし、少年誌でバトル漫画を連載して売れているだけの連中とは違い、自分は知的で高度な思想を取り扱った作品を作ると意気込むのも別に自由です。
しかし、ならばしっかりとした下地、土台を作らねばならず、それは地道な勉強でしか獲得することが出来ません。
小林さんはそれを怠り、その役目を担う者をそばに置き、いわゆるそのブレーンに作品の土台部分を丸投げしたわけです。
自分の放言・暴言に都合の良い資料を集めさせ、更にそれを纏めた理屈をレポートとして提出させる。
それを元にマンガを描いてひたすら自己正当化してきたのがこれまでのゴーマニズム宣言の歩みです。
それなりに有能なブレーンがそばにいれば、物事の正誤や善悪は別にしても、それらしく体裁の整った理屈を作品に落とし込むことが出来るのですが、そのブレーン役が入れ替わる時期などはやはりチグハグな珍品を披露することになりますし、新たに採用したブレーンがマヌケ野郎だとやはり作品は劣化の一途を辿ることは自明です。
このあたりのことはnoteの方に纏めたいと思いますので、愚行録ではここまでにしておきましょう。
ゴー宣道場について|鷲ヲとも|note https://note.com/saruking/m/m5c3fe44fec65
日本〜インド〜『おぼっちゃまくん』〜カマラ・ハリスという神の采配 | ゴー宣DOJO https://www.gosen-dojo.com/blog/49078/
《『夫婦の絆』が10月・11月・12月発売の、あと3回で終わるから、来年の対策を取っておかねばならない。
雑誌の時代はもう終わる。》
《となると、ネットで「よしりん漫画ブック」を創刊して、新作漫画を発表したり、『おぼっちゃまくん』の新作を描かねばならない。
『おぼっちゃまくん』は来年、インドで再びヒットし、インドで第3シーズンを作るとなると、わしの原作が必要になる。》
《ネットでの漫画連載を「よしりん漫画ブック」でやってみたい。これも世界でウケる漫画を目指したい。》
《時代は小林よしのりを中心に動いていく。神がそのように采配していることを、意識しなければならない。》
自分中心で時代が動いていると思うのは幼児期には誰しもがそうであり、また老化が進むと知能が幼児化してしまうのもよく見られることであり、社会性を失った老人が周囲に迷惑をかけるなんてな事件が頻発しているのは高齢化社会の徒花といえるでしょう。
しかし、よく分からないのがご自身の雑誌連載が終了するからといって、やたらと「雑誌の時代はもう終わる」などとクソみっともない捨てゼリフを吐いていることです。
素直に「漫画誌はおろか写真週刊誌にすら用無しとされたみたいで、落ちぶれてすまん!」と言えばまだカッコもつくのに、負け惜しみをダダ漏れにさせる爺さんはひたすらダサいっす。
Webマンガのサイトは幾つもあるのですから、わざわざ自前で用意する手間を取る意味も分かりません。
その「よしりん漫画ブック」とやらの管理は一体誰がして、いつまで保証されるものになるのでしょうか。
そこで高い金を払って電子書籍を購入したのに、ある日突然サービスが終了してデータが消失するとか洒落になりませんからね。
ニコニコチャンネル復活!&今後について超重要なお知らせ! | ゴー宣DOJO https://www.gosen-dojo.com/blog/49081/
《今まで、「ゴー宣道場チャンネル」と、「小林よしのりチャンネル」と、二つのチャンネルがあり、例えば、「ゴー宣DOJO」の生放送や、師範方の動画は「ゴー宣道場チャンネル」、ブロマガ「小林よしのりライジング」の配信や、「歌謡曲を通して日本を語る」「オドレら正気か」等の生放送は「小林よしのりチャンネル」……と分けてきました。
しかし、今後はすべて、「小林よしのりチャンネル」
にて配信いたします!
月額550円で、「ゴー宣DOJO」の生放送、師範方の動画、「歌謡曲を通して日本を語る」「オドレら正気か」等の生放送すべてをご覧いただけます。
「ゴー宣道場チャンネル」は、今までのDOJO生放送や師範方の動画の〈アーカイブチャンネル〉として残しますので、過去のものをご覧になりたい方は、月額550円、もしくは都度課金していただきご覧ください。
一方、「小林よしのりチャンネル」
にて配信していたマガジン「小林よしのりライジング」は、当面はニコニコチャンネルでは配信いたしません。(過去に配信したものはご覧いただけます)
note版のみにて配信しますので、「小林よしのりライジング」をご覧になりたい方はnote版(月額880円)をご登録ください!》
絶句…
なんすか、このツルセコ商売。
要するに月額1980円頂戴するという話なのですが、なんとも貧乏くさくみじめったらしい商売ですが、ちょっと看過出来ないのは以後一切新しく記事や動画を配信しないチャンネルで月額550円(年額6600円)を延々と吸い上げようとしていることです。
アーカイブも纏めて一つのチャンネルに統合すべきなのに、「解約手続きは億劫だから、たかが550円ぐらいまぁいいや」という人が案外多いであろうことを見越してのツルセコ手口に呆れ果てます。
この夏も戦争と日本人を考える!ライジング510配信!! | ゴー宣DOJO https://www.gosen-dojo.com/blog/49053/
《『戦争論』はやっぱり永遠!小林よしのりライジングVol.510配信です!今週号のタイトルは「早田ひなは“特攻隊を賛美”したのか?」》
さて、最後にnoteにて絶賛連載中の小林よしのりライジングの記事について面白い指摘があったので紹介します。
《小林よしのりが早田ひなの「知覧発言」にいっちょかみヒョーロンしています。
https://note.com/yoshirin_k/n/n66dea49323e4
<それにしても、なぜ早田ひなは突然、特攻平和会館に行きたいなんて言ったのだろう?>
と不思議がるお爺さん。
<全くの推測だが、おそらく昨年末に公開された映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を見たのではないだろうか。>
いや、「全くの推測」なのかい。
<わしはその映画については、気にはなっていたものの見ておらず>
いやいや、見てすらいないのかよw
そして早田ひなのことを「さっぱりダメ」だの「実に幼稚」だのと小バカにしつつ、そんな左右イデオロギーにとらわれる以前のシンプルバカであっても、知覧に行けば何か別のことを感じるかもしれん、要するにわしと同じシンプルバカウヨクになってくれるかもしれん、だから行く前に古市のようなシンプルバカサヨクによって予断を与えてはいかんのだ!といったような感じのバカなことを書いています。右と左でシンプルバカの奪い合いじゃーい!とでも言いたいのでしょうかw
さて。
ご存じのかたも多いと思いますが、「知覧詣で」というのは自己啓発業界に「見つけられて」以降、ビジネスとして確立しており、ツアーなどが組まれ、多くの企業が社員の教育や研修のために参加しています。
同様にスポーツ界にも広く浸透しており、有名選手を含めて多くの選手たちが詣でています。
特攻隊員の遺書を読んで「感動」し、翻って自分たちの恵まれた環境を認識し、若くして散らなければならなかった彼らを思えばもっとやれるはずだと奮起するという、いわば特攻隊員の遺書を心のエナジードリンクとして活用する、というメソッドが出来上がっているわけです。
早田ひなが映画を見たかどうかは分かりませんが、こういったここ十数年の動向を踏まえれば、スポーツ界の指導者や同じ選手たちから知覧行きを促されたのだろうと考えるのが自然でしょう。
「知覧に行けば人生観が変るよ」
「自分が好きなことに打ち込めることが当たり前じゃないと気づくことができてモチベーションがアップするよ」
「そうすれば次は金メダルだよ」
このようなテンプレ化している謳い文句を聞かされたのでしょう。
小林はバイアスかけてはいかんとか書いてますが、すでにバイアスがかかっているからこそのあの発言なのです。
本当にまっさらな状態なのであれば、実際に知覧に行くまで何を感じるのかは分からないわけですが、早田ひなの発言は「自分が生きているのと卓球ができているのが当たり前じゃないことを感じたい」ですから。行く前から感じたいことがはっきりしている。目的と答えがはっきりしている。
何にせよ、小林は物事に違和感を覚えたならば、見てもいない映画に原因を求める前にもう少し調べてみるべきでしょう。
「わしはネットは苦手じゃけんね、エゴサ以外はできないんよ」というならブレーンとやらを活用しなさい。無料部分しか読んでいませんが、コレに金を出す気持ちにはなれません。奴隷じゃねーんだから。
暑さのせいか、レーニンマンの声が聞こえてくるようです…。
「小林!こんな駄文で金を取る人間が、自分はプロだと言い張ってもオレは信じない」》(記録を残すさん)
https://washiblogact3.seesaa.net/article/504361767.html
小林ライジングという駄文の有料部分のオチは時浦ブログの冒頭にある「わしの『戦争論』はやっぱり永遠だ! 幻冬舎のシギ君増刷はよ!」でしょうね。

この記事へのコメント
>原案と脚本を日本で、アニメ制作をインドで
行うという国際合作体制も前代未聞!
https://www.gosen-dojo.com/blog/49191/
えーっと、インド版忍者ハットリくんを知らないんでしょうか?
もう20年も前にインドで大ヒットして日本で放送されてない話をインドで制作していたりしていたんですけど?
おぼっちゃまくんがインドに進出できるのもハットリくんが大ヒットしたからという先例があるからなんですが、そういった偉大な先例に感謝もせず、おぼっちゃまくんが日本とインドの架橋になるなどというのは思い上がりや無知も甚だしいですね