ゴー宣擁護のためならレイプも擁護!

スターになりたくて、オーディションを受けて、ジャニーズに所属し、男色社長に弄ばれていた少年には、全く同情心が沸かないのです。
それどころか、顔やスタイルがいいだけの若者をデビューさせ、少女たちを熱狂させ、大スターにし、あろうことかニュースキャスターにまでしてしまう男色社長って凄い能力だなと感心してしまいます。
ジャニーズで性被害に遭ったと訴える若者には全く同情しません。被害者が女性でも「枕営業」だったら同情しないでしょう。
わしは移籍した平野紫耀の新曲発表を楽しみにしています。

「顔やスタイルがいいだけの若者」とジャニタレを揶揄する爺さんに応援されても平野紫耀は嬉しくもなんともないでしょう。
イボナメクジこと小林よしのりはどうやらジャニー喜多川の被害者について、枕営業に失敗した挙げ句にハニトラを仕掛けた奴と認識しているようです。
私は「非情」な人間なので、その人が受けた被害とその人の才能は分けて考えています。
でありますので、タレントやジャーナリストとしての才能がなく、芽が出ることなく埋もれていった逆恨みをジャニーや山口にぶつけているだけだとする小林よしりんや花​田紀凱の理屈にはまったく頷けません。
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伊藤詩織さんの件も今回のジャニー喜多川の性加害の件と同じく、BBCが取り上げ、国連も絡んでいるというのは誠に興味深い話です。
問題としているのはあくまで性加害であり、加害者と被害者の才能などはまったく関係ないことです。
山口が記者としてその手腕を発揮して当時の首相にがっつり食い込み記事を書く才能があろうが、ジャニー喜多川がスターを育てる技能があろうが、それをもって被害者の訴えを無効化することは出来ません。
それは被害者の側がたとえタレントとしての才能がないとしても被害は被害として歴然とあるわけで、売名だの枕営業だのと非難するのは完全なる侮辱でありセカンドレイプです。
ちなみに私個人の感想として伊藤詩織さんについて今のところジャーナリストとしての能力をまったく評価していませんし、物書きとしても笹幸恵や泉美木蘭レベルであると見ています。
彼女の活動を追い、エッセイ集をしっかりと読破した上で、私はそのように評価しています。
しかしだからといって彼女が受けた被害まで過小評価することはありません。
それは当たり前の話だと思うのですが、小林よしのり及びよしりん企画、またそれを支持するゴー宣道場参加者はそうではなく、被害の訴えは売れなかった奴のひがみに過ぎないと断じているのですから驚きだよ。悲しいことだよ。
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さて、今回の件について見事な分析が投稿されていましたので、以下に紹介させていただきます。

小林よしのりが、「小林はジャニー喜多川を批判しないから駄目だ」と批判されたようですが、私はこのような批判はする必要なかったと思います。
この批判は小林の有料メルマガを講読しているような、いわゆるシンパからなされたようですが、一般社会からすれば小林によるジャニー批判など期待していないし需要がありません。それにそもそも、小林はジャニー批判をしようがしまいが「ダメ」な奴ですから。
それでも無い物ねだりをしてしまうのがシンパの心情なのでしょうね。
しかし小林のシンパ観は「お前たちは自分の意見を述べる必要などない。お前たちのすべきことはわしの意見に賛同し、わしの意見を補強する意見を述べること、即ちわしとの合体ロボになることだ。それ以外は足を引っ張るアンチだから黙って去れ!」というものです。
そんなロボのパーツ風情と思っている者たちから批判されたものだから、我慢できずに癇癪をおこしたのが今回の出来事でしょう。
小林は、これまで批判してこなかったのに時流に乗って批判し始めろというのか?自分にはその資格はないと言いますが、批判をするべきだと決め、なおかつ批判する手段があったのにしてこなかった自分を後ろめたいと思うのであれば、そのことを反省するというところからスタートすればいいのです。一方的に糾弾できる案件にしか関わりたくないとでもいうのでなければ出来るはずです。
もちろん、反省なんてしない、批判もしないというのも小林の自由ですから、それならダンマリを貫けば良かった。小谷野敦との議論に負けて逃げた時と同じようにダンマリで静かにしていれば良かったのです。
しかしパーツごときが自分に異論を唱えることにアンガーがコントロールできなくなり、屁理屈こねて怒りの自己弁護を始めてしまったため醜態を晒すことになった。
小林曰く、死んでから言うのは卑怯、生きてるうちに言っとけや!だそうですが、相変わらずの歴史修正ぶり。
生きているうちから裁判おこされて有罪判決出ていますし、暴露本も出されています。声を上げた当事者はいたが、マスコミが取り上げなかったので世論なども形成されなかった。
被害者の一人が「自分よりも数段有名な人が、あれだけ詳細な本を出しても黙殺されるなら、自分が声を上げても無駄だろうと心が折れた」とインタビューに答えていました。
かつて小林は、佐藤優に「言論封殺」された!と大騒ぎしたことがありましたが、ほぼ全ての主要マスコミから黙殺されるのは、その数百倍も数千倍もツライものでしょう。
佐藤一人の圧力にあれだけ騒ぐ価値があったのなら、ジャニーズの件も潮目が変わって取り上げられるようになったのなら、今後同じことが起きないためにも大いに話題にし、検証すべきでしょう。
パーツのうち忠実なモノは、必死に小林の自己弁護を補強しようとしています。
秘書岸端曰く、よく調べもせずにジャニーズなんかに入れる親にも本人にも責任があり、レイプの噂を知らなかったのなら芸能界に入る覚悟が足りない。また、被害にあったりあいそうになったりしたらさっさと逃げろ、監禁されてるわけではないのだから辞めるなんて簡単なこと、だそうです。
これに対してシンパの一人が有料メルマガのコメント欄で「普通にセカンドレイプ」と批判し、逃げれば良いなんてそんな簡単なものじゃないと「正常性バイアス」「同調性バイアス」の説明をして説得的な反論をおこなっています。
そういえばゴー宣のエピソードでこんなものがありました。小林が足の不自由な女性と一緒にタクシーに乗ったところ、その運転手から「お客さん足、悪いんだね」「ついてないな~」「いやあ今ねそこで耳の悪い人を降ろしたばっかりなんだよそしたら今度はあんただろ」「ここんとこずっとツイてないんだよなァ」といった明らかな侮辱と差別を受けたが、小林は怒りの反応ができず「聞きまちがいしたんじゃなかろうか」「いくらなんでもここまでデタラメな人間がいるわきゃないし」と、まさかまさかと打ち消し続けのだが、降りるときに「あんまり外出歩かない方がいいよ」と捨て台詞を吐かれてようやく侮辱だったと確信したが時すでに遅し、タクシーは走り去ってしまったというもの。
正常性バイアスの見本のような話で、すでにだいの大人であり客と運転手というどちらかといえば有利な立場であっても小林は最適な行動など取れなかったわけです。そして悔しくて悔しくてその夜は寝付けず、あとになってマンガにまで描いてしまったことを考えれば、レイプを繰り返された当時小学生だった被害者たちが最適行動を取れなかったからといって責めることなど出来ないし、ジャニーの死後何年経とうが告発せずにおられなかった心情だって想像できようというものです。
ところが小林は「わしの秘書に向かってセカンドレイプだと脅している奴がいる」と言い、秘書岸端も「侮辱された」と被害者面する始末。反論ではなく侮辱や脅しということにすれば、まともに再反論する必要がなくなりますからね。
かつてはオウムに対し「宗教者が名誉毀損なんて情けないことを言うな!ブッダが名誉毀損されたと泣き言いいながら布教したか?」といった意味のことを言い放っていたものですが、今では公論やると言いながらちょっと反論されたら脅されたの侮辱されたのとかまびすしい。カルト化するとやはり言動が同質になっていくのですね。
今回の醜態ではシンパ内でも異論が噴出している様子なので、これを機にパーツからヒトへの流れが少しでも生まれれば良いのですが。》(記録を残すさん)

この記事へのコメント

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2023年07月26日 00:29
>裁判おこされて有罪判決出ていますし

>この部分は事実でしょうか?


たしかに不正確な書き方でした。購読者の子さんのおっしゃるとおり、

『ジャニー喜多川氏が週刊文春を名誉毀損で訴えた裁判において、ジャニー喜多川氏は敗訴した、この民事裁判においてジャニー喜多川氏の性加害が認定された』

こちらが正しい事実関係です。失礼いたしました。

購読者の子
2023年07月22日 22:27
鷲ヲさんは見事な分析とされていますが
紹介されているコメントの

裁判おこされて有罪判決出ていますし

この部分は事実でしょうか?

ジャニー喜多川氏が週刊文春を名誉毀損で訴えた裁判において、ジャニー喜多川氏は敗訴した、この民事裁判においてジャニー喜多川氏の性加害が認定された、というのを私はネットの記事ですが目にしました。

民事裁判において敗訴する事を有罪判決というのでしょうか?

私も法律においては素人なわけですが、有罪とは
刑事裁判において犯罪の事実が成立したことを言うのではないのでしょうか?

日本の報道においては往々にして無罪推定の原則が無視されているように私は感じています。

繰り返しになりますが、有罪判決という事実はあったのでしょうか…