いい仕事したぜ、下手なりに
7月15日から7月17日は一般庶民の常識では貴重な三連休であり、三日間も労働から解放されるのならば、道場ウォッチャーとしてコマメに愚行録ブログを更新してゆかねばならない義務があるハズなのに、それを怠り呑気に遊び呆けていた私はおそらくウォッチャーの風上にも置けず、それこそよしりんアンチなどと呼ばれるに値しないことはもはや自明の理です。
小林よしりんが毎日必死になってイボブログを投稿しているというのに私はそれを一切読まずに「聖地巡礼」などと称して、夏のインターハイで湘北高校と激闘を繰り広げた秋田県代表山王工業高校のモデルになったといわれる高校まで行って写真を撮りまくり、浮かれておりました。
小林よしりんを差し置いて井上雄彦作品に没頭する私に小林よしりんアンチを名乗る資格はありませんし、ましてや熱心なウォッチャーなどと一目置かれている現状に申し訳なさしかありません。
しかも、井上本人はそれを自ら価値あるものであるかのように公言せず、サインを求められたら気軽に書いている感じであり、自著の販促の意図すらないのですから気風が良い現役マンガ家さんですわ。
一方、元マンガ家で思想家気取りの爺サマはサインを描いてやるのは大変だと毎回愚痴をこぼしながら、「多忙を極めるわしが貴重な時間を割いて描いてやったのだから、ちゃんと買えよ」とシンパに呼びかけるシマツ。
《3時間もかかってしまった。クタクタだ。サインを入れたら買ってくれるんだろうか?》
《レアなサインなので、却って価値が出ると言って、サイン本に混ぜることにした。》
《とにかくサインは大変なんだ。イベントのときなどに買ってくれよ。》
比較するのは余りに酷かもしれませんが、小林よしりんは世の中に影響を与えたくてたまらず、マンガ作品ではそれを叶えるのは不可能であると悟り、ゴー宣道場などという政治運動に手を染め、それなのにその直接的な活動をしてもまったく世間に声が届かず、社会に対する呪詛を強めていっているのを見ると、社会に何か影響を与えてやろうなどという野心もなく、ただバスケが好きという純粋な想いだけで作品を描いて読者を楽しませてくれている井上雄彦が、世の中の人々にどれだけの影響を与えているのかを考えると、なんだか小林が哀れに思えます。
それこそ鳥山明も高橋留美子も松本大洋も押見修造も萩尾望都も読者に影響を与えて社会を変革してやろうなどと考えいないのに、読者の側が勝手に影響を受け、人生観を変えたりして、自然とその影響力が社会に浸透していっているのです。
小林よしりんもヘタなりに頑張ってマンガ作品で勝負を続けていれば、「いい仕事したぜ」と評価してくれる人も現れ、そうして着実に認められ、世の中に受け入れられて、社会を少しよくする方向に貢献できたかもしれないのに、怠けて社会運動に走った結果が今の無惨な状況を作ったわけであり自業自得と言うより他にありません。
この記事へのコメント
本当に井上雄彦さんのファンなんですか?
自分が好意で書いたサインを同業者の先輩を貶めるために使われたと井上さんが知ったら不愉快な想いをされるんじゃないかと思うんですが、よくそんな誰に対してもリスペクトがない下品な行為が出来ますね
小林よしのりを殴りたいなら自分の拳で殴るべきです
それが最低限のマナーだと思いますよ
「わしはだらだら続くストーリー漫画というのが嫌いで、
きちんと表現したいモノを描き終えて、終わらせたいのだ」
ギャグ漫画のおぼっちゃまくんも時事評論のゴー宣が基本一話完結の連載作品だったように、小林氏はジャンプを始めとする人気漫画家たちのようなテーマ性ある長編ストーリーを作るというのは苦手だったようです。
あと、90年代以後の名作にも目を通していないようなので、
あのあたりから漫画家でありながら漫画そのものを楽しめなく
なっていたのかもしれません。
最後の連載漫画『遅咲じじい』(2006~08)が老いという人生の締めくくりをテーマにした漫画であったことを考えると、ゴー宣道場前に漫画家として書きたいものを描き尽くしたようにも見えます。
なお、遅咲きじじいには代表の老後の(性的)願望と恐れを体現したようなキャラが描かれており、今振り返ると味わい深いです。(wikipedia 遅咲きじじいの項目より抜粋)
三木谷 優(みきたに ゆう)
エッセイスト。散太郎から「モニカ・ベルッチ」と形容される巨乳の持ち主。散太郎から「ミキータ」の愛称で呼ばれる。匂いフェチで図書館で知り合った散太郎の体臭(加齢臭)に魅せられる。以来散太郎を「チリ様」と呼び慕っている。最近親からお見合いを勧められ相手と散太郎の板ばさみに苦しんだが、最終的に散太郎を選んだ。
早咲 老之介(はやさき おいのすけ)
若い頃にギャグ漫画『灯台一直線』で大ヒットを飛ばした漫画家。しかしその後は鳴かず飛ばずで財産をなくし、公園で暮らすホームレスとなった。
最近の道場はまるでリアル2chや左翼の人民裁判を想起させるような
一方的なキャンペーン(論破祭り、賛美祭り、ダンケー珍説大賞https://www.gosen-dojo.com/blog/41171/)で見ていて頭が痛くなってきますが、
こんなことをやるくらいなら代表のギャグ漫画の解説動画をyoutubeに
でも作って流した方がよほど本人の名声にとっても社会にとっても
有益でしょう。
過去の作品のアンケート→作品解説動画→(ヒンディーや英語訳)
→国内外のマンガファンに見てもらう、というのが誰にとっても
幸せだと思うのですが、運動のための運動にハマったメンバー
中心の道場と化した現状では難しいかもしれません。
※動画制作は門下生の無償奉仕でなく、よしりん企画かプロ・クリエイターに有償でハイクオリティで制作してもらうこと。