皇后陛下が貼られた付箋が何枚もついている御本
イボナメクジこと小林よしりん先生ちゃんが、またぞろ「わしは美智子上皇后さまから付箋入りの著書を賜ったんやぞー」と妄言を吐き散らかしているようです。
《10年間伏せていた秘話公開!》
《小林よしのりは約10年前、宮内庁に呼び出され、当時の宮内庁長官と官房審議官と会談し、天皇(現・上皇)陛下のご意向が女性・女系天皇公認であるということに100%の確信を得ていた。この事実はごく一部の人にしか明かされていなかったが、ついに先日その禁を説き、SPA!5月2・9日合併号掲載のゴーマニズム宣言『愛子天皇論』に、その全容が描かれた。》
《会談の席では、わしは「これは皇后陛下の御本です」として一冊の本をいただいている》
《その本には皇后陛下が貼られた「付箋」が何枚もついていて、そのページを見れば、皇后陛下が何をお考えかが推察できるようになっており、それは「女性天皇」を示唆しているとしか思えないものだった。》
小林よしりんちゃんは美智子さまが付箋を貼ったとされる美智子さまの著書を宮内庁長官から受け取ったと書いていますが、これは別に新たに公開された秘話でもなんでもなく、小林ちゃんが何度となくコスっている鉄板ネタです。
《イボナメクジが美智子上皇后から直接政治的に意味のある書物を贈られたと自慢し、それをもって皇室は愛子さまに皇位を継がせたいとの意思があると断言しているのを思い出しました。
イボは美智子上皇后から特別に何か重要な意味を持つ書籍を個人的に進呈されたかのようなことを会員限定の場所で書いていましたが、美智子さまが果たしてそんな迂闊なことをするだろうかと疑問に思う門下生は一人もいませんでした。私たち夫婦は「絶対にありえねーっ」と笑っていたのですが、門下生たちは純粋まっすぐに「先生すごいっ!」「皇統の議論を先生に託されたのですね!」という反応を示していて背筋が凍りついたのをまるで昨日のことのように今はっきりと思い出します。》
小林は美智子さまの著書と言っていますので、それは『橋をかける: 子供時代の読書の思い出』か『バーゼルより: 子どもと本を結ぶ人たちへ』か『My First Mountain』か『その一粒に重みのありて』のいずれかでしょう。
それらの著作のどの部分に女系天皇を求める記述があるのでしょうか?
そもそも美智子さまが自分の本の読ませたい部分に付箋を貼って、「ハイ! ここに注目〜」などと圧強めなアピールをするのでしょうか。
それってかなり下品な振る舞いであり、美智子上皇后のイメージと程遠くねぇかい?
大体がよ、美智子上皇后が、論敵を口汚く罵る罵倒芸のヘイトマンガ家に皇室の未来を託すとか、どんな妄想ですか?
さすがに、よしりんの熱烈なファンであってもこんな妄言を吐き始めたらドン引きして、「よしりんやめて。もう黙って!」とたしなめるものじゃない?
もし小林よしりんのお言葉が真実真正であるのならば、美智子さまが付箋を貼ったという本を公開してみせればそれで済む話なのに、イボナメクジこと小林よしりんはそれをしません。
その時点で答えは出ているでしょう。
それこそ皇族に発言権や反論権がないのを良いことに口から出まかせを放言する小林よしのり先生ちゃんは鬼畜だと思わざるを得ません。
《読書は私に,悲しみや喜びにつき,思い巡らす機会を与えてくれました。本の中には,さまざまな悲しみが描かれており,私が,自分以外の人がどれほどに深くものを感じ,どれだけ多く傷ついているかを気づかされたのは,本を読むことによってでした。
自分とは比較にならぬ多くの苦しみ,悲しみを経ている子供達の存在を思いますと,私は,自分の恵まれ,保護されていた子供時代に,なお悲しみはあったということを控えるべきかもしれません。しかしどのような生にも悲しみはあり,一人一人の子供の涙には,それなりの重さがあります。私が,自分の小さな悲しみの中で,本の中に喜びを見出せたことは恩恵でした。本の中で人生の悲しみを知ることは,自分の人生に幾ばくかの厚みを加え,他者への思いを深めますが,本の中で,過去現在の作家の創作の源となった喜びに触れることは,読む者に生きる喜びを与え,失意の時に生きようとする希望を取り戻させ,再び飛翔する翼をととのえさせます。悲しみの多いこの世を子供が生き続けるためには,悲しみに耐える心が養われると共に,喜びを敏感に感じとる心,又,喜びに向かって伸びようとする心が養われることが大切だと思います。》
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