50年間の積み重ねはレッテル貼りで揺らぐものではない
ゴー宣道場がほとんどカルト教団と変わらない活動をしていることについて突っ込まれている現状がよほど悔しいようで、小林よしりん先生がまたしも「ぽっくんの大切な居場所はカルトじゃなかぶぁい!」と涙ながらに訴えています。

《そりゃあ、膨大にファンがいるだろうから、わしのアンチに堕ちた者からすれば、わしをカルト教祖とかファンを信者とか罵倒したくなる気持ちは理解できる。恐れの表明だから仕方がない。》
《宗教とか信者とか何百回言われたか知れないが、わしはカリスマ性を高める気がないから、平気で読者の中に入っていって酒を飲む。
アンチが恐れて宗教レッテルを貼っても、微動だにしないのはもう仕方がないことだと思うよ。》
前回、私が「ですます調でブログを書いたら、怒りに我を忘れていることがバレちゃうから気をつけて!」と忠告したことを踏まえているようで、その調子です。頑張って!
自分のこれまでの出版物がどれだけ売れたかでマウントを取る姿勢、最高です。
普通に考えて、物書きがそんなことを自ら言い始めたら虚しくなって自己嫌悪に陥るものでしょうが、小林よしりんに限ってはそんなことはなく自信回復するようで笑えます。
「おぼっちゃまくん」連載末期(1994年当時)、単行本の累計部数が600万部で、そのおよそ20年後の2016年には累計部数が630万部とされていたので、20年の間に30万部プラスされたようです。
なかなかシビアな数字です。
そもそもイボマンガの過去作のほとんどが絶版状態にあるあたり、なかなかの人気作家ぶりに涙が出ます。
膨大に熱狂的なファンがいる筈なのに、かつてヒットした東大や茶魔の単行本すら入手困難な状況ってやはりすべて出版不況が原因なのでしょう!
そうに違いありません!
80年代ジャンプのヒット作キン肉マンとかドラゴンボールやジョジョは普通に購入可能ですし、スラムダンクも元々のジャンプコミックスから新装版から完全版までズラリと書店に並んでいて、私をいつでも14歳の頃の気持ちに戻してくれます。
なのに、よしりんの過去作はゴー宣も含めて入手困難!
膨大なファンがいる筈なのに、なんで?
あれ?
何で?

というか、「おぼっちゃまくん」に熱狂的なファンなんていますか?
原作者が今やカルト教団の尊師状態にあるということすら知らないライトなファン(アニメ視聴者)しかいないと思われますが。
子供の頃に何気に観たテレビアニメを懐かしむ程度の関心しかない人しかいないのでは?
マジな話。
それはともかく、「カルト化している」という批判に対して、「恐れの表明」と言い切ってしまうのは自らの内心を吐露してしまっていることになるからやめた方が良かったですね。
要するに、イボナメクジこと小林よしりんが「男系カルト」や「安倍真理教」などと揶揄していたのは「恐れの表明」だったわけですね。
ところで、小林よしりんが言う「アンチに堕ちた者」とは誰のことを指しているのでしょうか?
それが小野寺まさるのことなのか、谷田川惣のことなのか、倉山満のことなのか、しっかり名指しすべきでしょう。
小林よしりんは実は腰抜けだから相手を名指しして批判することが恐いわけですか?
つまりはここでも「恐れの表明」をしてしまっているわけですね。
哀れすぎて泣けてきます。
自分が教祖じゃない理由として、読者と酒を飲むことを挙げていますが、それは単に70年生きて来て酒を飲む友達も作れずに淋しくなった末路にすぎないでしょう。
かつて師範であった沖縄の大学の先生が道場参加者の飲み会に顔を出すことについて強く批判していた筈なのに、小林よしりんもさみしさには勝てなかったようで前言撤回すか?
何はともあれ、ゴー宣道場はすっかりカルト教団としてメガ進化を遂げたようでなによりです。
この記事へのコメント
ここ明らかに鷲尾さん宛ですよね。部数や人気に関してはスラムダンクなどを持ち出して煽っていた件に対する反論でしょう。大人げないと言えば大人げないですが、鷲尾さんは鷲尾さんでおぼっちゃまくんがインドでブームだとかゴー宣2000万部には一切触れずに不人気作家扱いしてる幼稚な人ですからね。ちょうどよいかと。
こんにちは
道場blogに新しい書き手の方(これも素人)が登場しましたが、面白いなと思ったのは、影響を受けた作品に「脱正義論」をあげているということ。
さらには「あなた方は若者を非日常の檻に閉じ込めて準赤軍派、純オウム信者にしようとしている!」と叫ぶよしりんのカットまで大々的に引用して「自分の心の中にあったあらゆる種類の甘えを激しくゆさぶられるような衝撃をうけました。」などと書いています。
これってイヤミか皮肉なのかとも思いましたが(笑)
道場に集まる人たちは本当に内省できないというか、メタ認知できないというか、自分達が全く見えていないことに驚きます。
今の道場はついに、「プロフェッショナルになれ」も外してしまいましたが、まさに「脱正義論」の中で批判していた純粋まっすぐ君をオルグし利用する悪辣な左派勢力そのものになっています。
「論破祭り」の人たちに「表現者になれ!」ですからね。(笑)
「若者を非日常の檻に閉じ込めて準赤軍派、準オウム信者にしようとしている!」のは、まさに今の道場そのものではないですか。
それをあげて、自分の心のあらゆる甘えを激しく揺さぶられた、ではまずいでしょう(笑)
それにしても、ご自身ボケて完全に忘れている、かつての自分の作品に、このように現在の小林よしのりが復讐されるというパターンが最近とても多いです。
「背後霊よしりんに『お前はそれで良いのか!?』と見張られている」のは小林先生ご本人ですよね。
とても興味深いことだと思います。