世界一の伝統である天皇と皇室

私が「我が邦は漸進的に共和制を採用してゆけばいいんじゃねぇの?」と軽薄な感じで本音をぶっちゃけてしまったことについて、Twitterにて以下の返信が届きました。

世界一の伝統である天皇と皇室。
その伝統の権威に、国民は多大な恩恵を受けています。
その恩恵を知れば、共和制?よりも、天皇と皇室を守る努力をした方が良いなあ、となると思います。
話せばわかる、と(^o^)。

合理主義というより、功利主義だと思います。
対話して、日本の伝統の天皇と皇室の素晴らしさを理解してもらいたい。
天皇と皇室に、日本に住む全員が多大な恩恵を受けていることを、義務教育で教えて欲しい。
天皇に敬愛の念を持つような情報は、教育基本法で教えねばならないと決まっているのに。》(hiedanoaさん)


私は別に立憲君主制を殊更否定する立場ではないので、それこそ皇室の歴史や伝統をより深く知ることで共和制なんて衆愚が支配する最悪なシステムだぜと考えを改める可能性はなきにしもあらず。
つまり対話はあらゆる可能性に溢れているので、「もう馬鹿の相手をしているヒマはない」などと言って持論をゴリ押しする態度は悪手であると言わざるを得ません。
私はすでに書いている通り、皇室の行く末にさほど関心がないので、それこそ男系だろうが女系だろうがどっちでも良いのです。
ただ女系派の言い分はまったく説得力を欠いていると言わざるを得ません。
リベラル派がなんとなく愛子さま推しなのは、男女同権のノリで言っているだけなので、それならば皇室という制度そのものを否定しなけりゃ理屈が通らないじゃんと返すまでです。
愛子さま推しのあまり、「直系こそ正統」という陋習を持ち出すザマは劣化リベラルといわざるを得ない。
リベラルならば堂々と天皇制を否定してみせろっつーの!
と私などは思います。
ちなみに私はリベラルではありません。
単なるアナーキーです。
以後よろしく。

さて、私宛てではなく、ゴー宣道場の知性派として名を馳せていた元門弟キム兄ィへ質問が届いております。
キム兄ィが回答してくださるかは分かりませんが、一応紹介しておきます。

検索をしていてきました。
気になったのですが、shinkimuさんの「愛子様ご自身はご自身が天皇になること、今上陛下や雅子皇后がそれを望んでいるということも、私、賭けてもいいですが、あり得るわけないです笑」と言い切る根拠はあるのですか。
確かに、天皇陛下は「愛子を天皇に」と仰ったことはない(政治は触れられない)のですが、望んでいないとは判断できないはずです。
天皇陛下は、「日本国憲法を順守する」と宣言していますので、世襲でつなぐことを望んでいると拝察しています。
そんなことは無いと断言される根拠を示してください。》(ナクラさん)

この記事へのコメント

ナクラ
2023年02月25日 00:20
お言葉に甘えて、コメントさせていただきます。

人の感じ方、考え方はさまざまで、違っていてもどれが間違っていると言うはなしでは無いと思っています。
今回コメントをしているのも、私の考えが正しいと主張するためでなく、このようなとらえ方、考え方もあると提示しているだけです。
陛下がご自分の思っていることを正直に言えない以上正解は解りませんから。

「時の政府が勝手な法律をデッチ上げて」とまでは思っていません。法律なので受け入れて守っていかないといけないでしょう。
「天皇を無理やり従わせている」はまあ、両陛下のお気持ちを忖度して決めるべきとは思いますが・・。


立皇嗣の礼の動画を見て私はこう感じました。
天皇陛下は、いつもと変わらず落ち着いてお言葉を話されていました。
政府が決めた内容ならば自分の気持ちに左右されない、天皇の務めに忠実でさすがです。みなさんが陛下言葉を信じたのはそのためかもしれません。
皇后陛下は、言葉が上擦って、心からの言葉ではない感じです。「適応障害」を患っておられますが、その原因を私は自分の子供が皇位継承者と認められないためと感じています。
秋篠宮殿下は、不機嫌そうで、少しも嬉しそうでなく、両陛下に対する言葉もありませんでした。
初めは、兄弟でなにか確執があるのかと思っていましたが、よく考えてみると、自分の意にそわないこと(立皇嗣の礼)を、演じさせられていることの不満だったかもしれません。

繰り返しになりますが、以上は私が感じ、考えたことで、正解ではない可能性があります。
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2023年02月23日 20:51
皇室関係に疎い私にとっては面白くて有意義なやり取りです。これ以上コメントしませんなどと言わずに対話を続けて欲しいです。

ナクラさんは、まるで時の政府が勝手な法律をデッチ上げて天皇を無理やり従わせているかのような書きぶりで、だから皇嗣を文仁親王とした宣明も天皇の意志ではないとしますが、それなら何をもって天皇の意志とするというのか?何か説得力のある根拠を示せるのでしょうか?

一般国民としては、天皇が公に表明されたことを受けとめればいいのでは?
逆に天皇が私心を出せないのをイイコトに「我こそが天皇の真意を知るものなり」という輩をのさばらせるほうが問題だろうと感じます。

時の政府にしてもきちんと法にのっとって事をなしているわけだし、天皇がそれに従うのも当然であって何も問題はないのでは。

というわけで、私としてはshinkimuさんの言い分のほうに理を感じます。

ナクラ
2023年02月23日 16:13
コメントしないと書きましたが、再度気になることがありましたのでサイト主様申し訳ないのですが、コメントします。

「これまでの伝統に則った形で継承されます。」の伝統て何でしょう。
明治時代に定められた継承の仕方ですか。
側室制度は廃止されましたよね。時代に合った変更をしていくことが伝統ではなでしょうか。

両陛下が、家や財産のように、「できれば自分の子供に継がせたい」という類のものと考えていると思っているのですか。
天皇陛下は皇統の歴史を背負っておられます。その運命とともにお子様に継いでいってもらいたいのではないでしょうか。

「今上陛下や雅子皇后がそのことをお知りにならないということは考えられないということです。」なのですか。
過去には女性天皇は存在しました。日本国憲法に男女平等が定められ、明治時代に存在した「男尊女卑」の考え方もあらためられています。
なぜ娘が天皇に即位することを望んではいけないのでしょうか。

shinkimu
2023年02月23日 08:10
ナクラさんのおっしゃる通り、大御心というものが必ずしも天皇陛下個人としてのお気持ちではないというのはその通りだと思います。

天皇および皇族には一般国民に認められている自由や権利はほとんど無く、ご自身の意思を自由に表明する権利すらありません。

「天皇は、国の安寧を守るために、あらゆる自由を奪われた生贄ではないか?」と、かつて小林さんもおっしゃっていましたが、私もその通りだと思います。

皇位というものはその宿命を背負った者が果たす役割であり、それはこれまでの伝統に則った形で継承されます。

家や財産のように、「できれば自分の子供に継がせたい」という類のものではないですし、ましてや女性の地位向上や日本の閉塞感を打破するために、恣意的に継承者を変えられるというものではありません。

今上陛下や雅子皇后がそのことをお知りにならないということは考えられないということです。
ナクラ
2023年02月23日 01:55
回答ありがとうございます。

立皇嗣の礼は、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」に基づいて実施されました。
これは、政府(国会も含みますが)の意思です。政府に言われれば、天皇陛下には拒否はできません。責任は政府にあります。
これをもって天皇陛下の意思とするのは、無理があると思います。
また、皇嗣というのは、「皇位継承順位1位」の意味ですから、もし皇室典範が改正され、皇位継承順位が変更されれば、敬宮愛子内親王殿下が皇嗣となりうる訳です。(この場合は、皇太子ですが・・)
ですから、天皇陛下が一時な間違いした訳でもないと思っています。

結論的には、私は納得できません。

人様のブログで論争するのは迷惑をかけますので、私もこれ以上コメントしません。
shinkimu
2023年02月22日 07:10
ナクラさんに対する回答

天皇陛下は2020年11月8日に、皇室典範(日本国憲法第2条および第5条により定められた日本の法律)に基づき執り行われた立皇嗣の礼において
「本日ここに、立皇嗣宣明の儀を行い、文仁親王が皇嗣であることを、広く内外に宣明します」
と明確に述べられていますよね?
天皇陛下のご意志については、それで十分ではないかと思います。

内心では実は、これをひっくり返して、自分の娘に皇位を継がせたいと考えていると仰るなら、その根拠こそ知りたいですが。
ゴー宣道場の方々が好きな「一般常識」で考えればそんなことありえないことくらいはわかるのではないでしょうか。

こういう誰もがそこらじゅうに書いていることを訳知り顔で書くのももうやめにしたいですが、一応書きました。