たてながの自由

新たに配信された動画を観てくれましたでしょうか?
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この動画の脚本を書いているのは誰あろう私なのですが、いざ作られた「ゆっくり解説」を観てみると、私が書いたものと微妙にニュアンスが違っていたりして、脚本は所詮叩き台に過ぎず、それを元にして新たに別物を作っているのだとの学びを得ました。
そのことについてはまた次回書くとして、今回はイボブログについてサクサクとイジっていこうと思います。

人々がスマホでタテスクロールでマンガ読む時代で、情報量が多すぎると読めない。》

私は少年時代と比べてめっきり漫画を読む量が減りましたが、スマホで漫画を読む際はほとんど横スクロールでめくる方が圧倒的に多く、まだ縦スクロールはそれほど多くはないですし、何故縦スクロールだと情報量が少なくなるという理屈になるのか意味不明です。

《昔のように分厚い『戦争論』みたいな本を出したって、もう買ってくれないし、読んでくれないという状況だ。200ページくらい、文字なし、漫画だけの本にしたい。

書店に行けば、分厚い新刊は幾らでも並んでいますよ。単に分厚いイボマンガを買う奴がいないだけでしょう。というか、厚さは関係ない。
ところで「文字なし」とはどういう意味でしょうか?
吹き出しが一切ないサイレントマンガで200ページ使って戦争について描く実験を試みるのですか?
なかなかのチャレンジャーですね。
まさか単に企画ページがなく、SPA!連載分プラス描き下ろし数ページにすることを「文字なし」と言っているのではないですよね?
もし、そうだとしたら「文字」の意味すら知らない馬鹿ということになりますもんね。

最近思うが『恋愛論』ですら、文字ページがあるから、分量が多くて、濃密すぎたのではないか?
そもそも月1連載だから、つい濃密にアイデアやギャグを詰め込んでしまって過剰になる。ぎっしり詰め込んで楽しませようというサービス精神が、空回りしてないか?

なにやら自分のマンガが売れない理由を色々考えているようですが、その結論は実に簡単なものですよ。
イボマンガは別に分量は多くないですし、濃密でもなく、アイデアやギャグと呼べるようなものなど一切ないでしょう。
もし仮にイボがサービス精神のつもりでネタを描いているとしたら、確かに空回りしてますね。
空回り、それはつまりスベッているわけであり、要するにつまらないということです。
イボマンガがウケない理由はつまらないからです。
そこから必死に目を背けていても現実は変わりませんよ。

試しに『ゴー宣』をタテスクロールみたいに、タテコマ割りを多用して描いてみたら、評判がいい。読みやすいらしいのだ。これだと8pでは内容が入らないから、2本で1話になってしまうのだが、この方がいいらしいのだ。

一体どこで評判がいいのでしょうか?
イボの最近の縦長コマについて、私が調べた数少ない反応では単に手抜きと見破られているのがほとんどですよ。
そもそも縦スクロールだから縦長コマにするという意味が分かりません。タテスクのコマ割りは4コママンガのようになっているのが大半なのではないでしょうか。
むしろ縦長コマだと読みづらいでしょう。
そもそも紙の雑誌の連載でタテスク対応にする意味が分かりません。
SPA!が読めるdマガジンなども基本横スクロールです。
タテスク対応のコンテンツでそれをするならまだ理解出来ますが、そうではないなら、単なる手抜きの言い訳に過ぎません。

編集者も意識変革してしてくれないか?

さすがに毎回手抜き原稿を上げてくるので編集者から苦言を呈されたのでしょうか?

わしの漫画はサービス精神が濃密すぎて、時代がわしについてこれなくなっているのかもしれない。
時代は軽薄短小にどんどん向かうが、わしは重厚長大に向かっている。時代がわしについてこれない。わしが譲歩するしかなかろう。

これ何十年も前からずっと繰り返し言ってますよね。「読者が馬鹿だから優れた作品に反応出来ない」ってやつ。
イボがそう愚痴っている間も優れたマンガが次々に発表され、読者が熱心に読み、評価されていますが?
近年でも「鬼滅の刃」が爆発的なヒットをし、しかも大人気絶頂期に描きたいことを描き切ったら連載を引っ張ることなくサクッと終わらせました。
タイザン5の『タコピーの原罪』も全2巻の中に濃密な内容を描き圧倒的な支持を得てヒットしました。
藤本タツキも挑発的な短編を発表し売れています。
これすべて少年ジャンプだけの話であり、他の少年誌や青年誌、一般誌のマンガも含めたら、人々が夢中で読んでいる作品はまだまだあります。

「読者が馬鹿だから妥協する。譲歩する」なんてクソ舐め腐った発言をする前に、自分のマンガのつまらなさに向き合うべきでしょう。
イボほどのキャリアになれば、どんなにつまらなくても写真週刊誌でならコネでマンガ連載出来るのだというショボい希望を与えているつもりならば、それはそれでいいでしょう。
そのリアルマンボ好塚感を憐みの目で見てあげましょう。
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のイボナメクジにオススメのマンガがあります。
土田世紀「編集王」という作品なんですがね。
「骨身に染みやがれ!」
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イボナメクジ研究所YouTubeチャンネル



この記事へのコメント

ライジング購読者:話変わって
2022年05月19日 15:45
代表が大言壮語と裏腹に没落をきわめていっているのはさておき、
日本の娯楽コンテンツ(漫画・アニメ・ゲームex)業界は
きらびやかな一方、担い手や働き手の給与・労働環境が劣悪な事が
気になりますね。若者向けの感性が求められるからというのも
わかるのですが、年老いたら年長フリーター・貧困というのでは
この先は実家の太い人間しか担い手になれない業界になるのではと
心配です。これに関連して、長く続けて大成するクリエイターは
これから先もどんどん減っていく気がしてなりません。
金が全てとは言いませんが、中国は経済成長もあるのでしょうが、
日本のクリエイターをかなりの高額で技術もろとも引き抜いていく
んですよね。好きでやってるんだから、貧乏くらい我慢しろ、
ではなく人生の貴重な時間をかけて身に付けた発想・技術を駆使して
楽しさを提供してくれる職人として、待遇を改善しないと
一発屋だらけの世界になっていってしまう気がします。
バビル3世
2022年05月15日 23:03
土田世紀 43歳没。
もう少し長生きして硬派の漫画をもっと描いてほしかったです。
「編集王」も「同じ月を見ている」も考えさせられる作品です。
元イボ読者
2022年05月15日 19:13
マンボ好塚は、アンケートは取れないけど単行本は(固定ファンに)売れていた描写があったので、イボはマンボ好塚以下だと思います……
イボには、作品について忌憚ない意見を言ってくれるカンパチみたいな編集もいないでしょうしね
周りにいるのは、お追従しか言わないスタッフと、道場の信者だけ
これでは、劣化するのもしょうがないかと

タテ読みがどうのこうのと言ってますが、ほとんどの電子書籍サイトでは、タテ読みヨコ読みの切り替えぐらい、簡単にできるんですけどね

イボ漫画は、内容が重厚長大だから受けないのではなく、おじいちゃんが延々繰り言を言ってるだけの、つまらない内容だから売れないだけなのに、まったく気づかないのが哀れです

でも、気付いたら気付いたで地獄だと思うので(今さら、信者以外の人に受ける内容の漫画なんて描けないでしょうし)このままトンチンカンな言い訳を重ねているのが、イボにとっても幸せなのではないでしょうか